調教師

藤沢和雄調教師の惜しまれる引退!ダービーを勝ったあの時の栄光が今蘇る!!

いよいよ名伯楽「藤沢和雄」調教師の引退が秒読みに迫ってきました。

今から30年も前にこの方の厩舎兼自宅をほんの一瞬訪れた時のあの直感が本物だったこと。

「この人は絶対伸びる!!」そう感じました。

この藤沢調教師が手掛けてきた馬、そして名馬へと登り詰めた馬は数多くいます。

馬券でお世話になったことなど思い返せばキリがありませんが

過去に遡り、少しだけ思いで話をしようと思いますので、長文になりますがしばしお付き合い下さいませ

藤沢和雄調教師

 

 

皆さん、こんにちわ俊樹です。

これは微かな記憶なんですが、私は今から30年ちょっと前に友人家族に連れられて茨城県の美浦トレセンに訪れたことがあります。

その友人家族というのが当時調教師をしていた「佐藤勝美氏」と親戚関係にあったものですから

たまたまそこへ遊びに行くということで私も同行させて頂きました。

これをご覧の方に「佐藤勝美調教師」をご存じの人がいらっしゃるかどうかはわかりませんが

カバリエリエースだとかサンエイサンキューといった重賞勝ち馬を管理していた調教師さんです

この佐藤勝美厩舎兼自宅のはす向かいあたりに名門奥平調教師の厩舎があって

当時はメジロライアンが競争馬として走っていた頃ですね

その当日、私たちは佐藤勝美さんの自宅にお邪魔したのですが

昼食には特上のお寿司を振舞ってくれたり

息子さん(当時調教助手)にトレセンの中も含めて見学もさせてもらいました。

個人的に聞きたいことが色々あったんですが

いざとなるとこんな事聞いていいのかな?

いや、やっぱり聞いちゃまずいかな?

などとあれこれ考えてしまってなかなか聞くことができなかったなぁ(笑)

まぁ、お相手からすると私は部外者でもありましたしね

 

帰り際に私の友人のお母さんがその息子さんに「そういえば、みさきちゃん元気にしてるのかな?」

「この近所よね、ちょっと寄ってみようかしら」って話になって寄ったところが実は藤沢調教師の自宅兼厩舎だったのです。

そのみさきさんというのは佐藤勝美さんの娘さんにあたる方で

藤沢調教師の奥様になられた方だったんですね。

私はその時まだ藤沢調教師のことは「あっ、そういえばそのような新米の調教師もいたっけ!?」ってな感覚でした

自宅前に到着してそのお母さんが玄関の扉を開けて「みさきちゃん、みさきちゃん」と何度も呼んだんですが

残念ながらその時はそのみさきさんも、そして藤沢調教師もお留守だったようでした。

でも、一瞬中を拝見してびっくりしたのが

ほんの少し前までお邪魔していた佐藤勝美さんの自宅の玄関や厩舎周りとは雲泥の差。

30年以上経った今はどうだか知りませんが

藤沢調教師の自宅の玄関先はまるで事務所みたいになっていて

デスクがあってその上には電話まで引いてあり

中は綺麗に整理整頓されて誰が入っても「あっ、この人はキチンとビジネスをしてるんだな」と思わせるモノがありました。

私は心の中で「同じ調教師でもこれだけの差が出るんだ、この人は絶対伸びるだろうなぁ」と20代の若造ながらにも感じ取りましたね

 

あれから30年以上、あの時の予感がズバリ的中したのです。

藤沢和雄調教師、現70歳。

ほんと、偉大な方になられました。

引退間近に特別功労賞を受賞した藤沢和雄調教師

※引退間近に特別功労賞を受賞した藤沢和雄調教師


思い返せば私はこの藤沢さんも調教師デビューからずっと見てきたことになります。

調教師の世界も騎手の世界と同様に

大成できる人、そうでない人とに分かれます。

この藤沢さんという方はやはり何かを持っていたのか?

当時の名門野平祐二厩舎で調教助手となったこと

そして、あの名馬シンボリルドルフを担当したことによって

この方の人生が良い方向へと向いていったのではないかと思います。

その後、この野平祐二厩舎から独立して開業をするのですが

開業後わずか5年でトップトレーナーの地位を築いてしまいました。

 

シンコウラブリイ、バブルガムフェロー、タイキブリザード、タイキシャトル

スティンガー、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ダンスインザムード

スピルバーグ、ソウルスターリング、レイデオロ、タワーオブロンドン

そして、去年華々しく引退していったグランアレグリアと数々の一流馬を育て上げてきた方ですが

全ての馬の思いでを語ったらそれこそ終わりが見えなくなってしまいますので

私がこの方が育てた馬の中で一番記憶の残っている馬のことを取り上げたいと思います

 

その馬とは2017年にダービーを勝った「レイデオロ」ですね。

藤沢調教師が開業されて30年、ようやく悲願のダービー制覇を叶えてくれた馬でもあります。

あれは2016年の暮れのことでした。

私は毎度のように12月の半ばになるとJRAからファンへ配られるオリジナルカレンダーを手に取りました。

パラパラってめくっていくと5月の表紙に目が止まりました。

表紙に写っているシンボリルドルフを見てそこで閃きました。

「そういえば、まだ藤沢さんってダービー取ってないじゃん!」

「これは来年、藤沢さんがダービーを勝つぞ!っていう暗示なのかもしれない」と。

その時点ではまだレイデオロなのか、それともサトノアレスなのかはわかりませんでしたが

2017年になり、日が経つに連れてだんだんとそれが私の頭の中でイメージできつつありました。

とくに皐月賞が終わった段階で5着に走ったレイデオロを確認して

「もう、これはレイデオロしかないだろ!!」

そう思って迎えた5月の中旬過ぎ

同じ藤沢厩舎のソウルスターリングがオークスを制して悲願のクラシック初制覇を飾りました。

「やはり、暮れに感じたあの時のインスピレーションは本物、今年は藤沢さんの年なんだよ!」

という、ダービーでもレイデオロで間違いないという確信に変わったのでした。

そして迎えたダービー当日。

馬券は勿論レイデオロからの馬単、3連単をしこたま買って東京競馬場のゴール板前で馬友と一緒に観戦しました。

すると、向こう正面でルメールのレイデオロが一気に動き

4コーナーでは既に先団に取り付いて、直線では早々とレイデオロが先頭に立つではありませんか!

直線でも力強い伸びを見せ、追いすがってくるスワーヴリチャードを退け栄光のゴールイン。

いや~、びっくりしましたね~

馬券は当てたことにも嬉しかったのですが

まさか、ルメールがあんな騎乗をするとは

まさに藤沢調教師の想いも乗りう移った「神騎乗」だったと思います。

藤沢さんの調教師生活の半ばで低迷する時代はあったものの

この年を境に再び火がついた2017年の春でした。

よろしければあの時のダービーをご覧になってみて下さい。

 

藤沢さんの調教師生活も今週を含めて残り実質4日間。

最後の最後にどれだけ勝ち星を量産するのか?

ほんと、それも見物ですね

長い間の調教師生活、本当にご苦労様でしたと言いたいですね。




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