2011年3月。
忘れられない、忘れもしない
あの忌まわしい東日本大震災が起こった時でもありました。
その影響でたくさんの方々が被災に遭いました。
言葉では言い表せないほど辛い想いをされた方がどれだけいたことか!
地震に津波、さらには原発に纏わる被害と、正直日本は暗くなっていました。
もちろん、競馬どころではないというのがその時の率直な気持ちでしたね
福島競馬場や中山競馬場が地震による被害で
一時は使用できない期間がありましたが
でも、競馬は行われました。
そして、あの大震災の数週間後の3/26には海の向こうのドバイでも
ドバイワールドカップデーが開催されました。
その頃、日本とはまったく正反対の華やいだ雰囲気に中で
記録的な入場者数を集めたメイダン競馬場。
でも、この日は日本競馬にとっても新たな歴史の1ページが刻まれた時でもあったんです。
この年のドバイワールドカップには
前年の皐月賞と有馬記念を制したヴィクトワールピサの他に
女傑ブエナビスタやトランセンドという日本での芝とダートのトップホースが参戦していました。
外国馬は愛ダービー馬のケープブランコや翌年のWCを勝つことになるモンテロッソ
北米芝チャンピオンのジオポンティなどがライバル視されていましたが
直線ゴール前は強豪外国馬の強襲にあいながらも
結果、ヴィクトワールピサとトランセンドの日本馬ワンツーフィニッシュ。
Mデムーロも、当時トランセンドに跨っていた藤田伸二も本当によく頑張ってくれました
まさに、神々がこの2頭に力を与えてくれた勝利といっても過言ではないぐらい
歴史的な出来事だったと思います。
これにはもちろん現地へ出向いている陣営やファンは歓喜に浸っていたのは当然のこと
2週間前に発生した東日本大震災の壊滅的被害に打ちひしがれる
我ら日本人にも大変な勇気づけをしてくれて
そして、大きな感動を届けてくれました。
何十年と競馬をやっていますが
これほど感動したレースというのはそう多くはありません。
あれから毎年、ドバイワールドカップデーが近づくたびにこのレースを見ています。
沈まりかけていた日本に、とっても明るいニュースを届けてくれたあの時のレースをぜひご覧下さい。
⇒⇒⇒海外競馬で日本馬出走レースの馬券を買うなら必見!JRAのオッズに惑わされるな
★ランキングに参加しております。
何か参考になったなぁと思ったらポチッとして頂けると嬉しいです。
にほんブログ村