あの年は3月に入っても寒い日の連続で
雪が多かったなぁって記憶があります。
3/6の日曜日、まだ競馬場にはところどころに降り積もった雪が残っていて
見るからに寒そうな気配がしていました。
でも、そんな寒さの中でもこの馬を一目見ようと多くのファンが競馬場へ詰め掛けていましたね
わずかたった2戦でディープインパクトはその名の通り
強烈な衝撃を私に与えてくれました。
その2戦目の若駒ステークスで、あの衝撃的な走りを見せ付けられて
この馬は3冠どころか、4冠、5冠馬になるだろうという確信さえ抱きましたね
そして当のディープインパクトはクラシックの登竜門である弥生賞に挑んだのであります。
関東に初のお目見え、あのときも私は都内のウインズで
モニター画面に喰らいつくように見ていました。
それまでの2戦とは違い、今回はG1ホースのマイネルレコルトや
京成杯の勝ち馬アドマイヤジャパンなどが出走していて
ディープインパクトにとっても初の長距離輸送
そして初の中山コースと初ものづくしがいくつかありました。
そんな期待と不安が入り混じる中でも単勝1.2倍の断然人気!
私も、そんなのはまったく気にもしていなかったなぁって感じでしたね
果たして、どんな競馬を見せてくれて
そして、どんな風に「勝つ」のだろうか?
興味はもうその1点だけでした!
予想通りダイワキングコンがハナに立ち、刻んだラップは千M通過が62秒1のスローペース。
3コーナー手前からやはり流れが速くはなりましたが
そんな展開にあってもまだディープインパクトの位置取りは後ろの方でした。
一気にペースが上がった勝負所で実に6頭分の外を回り
4コーナー3番手まで進出してきたときのあの大歓声!
そして直線に向くや早々と先頭に並びかけ、残り200Mで一気の加速するとそのままゴールイン。
なんという瞬発力!
ゴール前では内から伸びたアドマイヤジャパンに多少詰め寄られるところはありましたけど
まだまだ余裕の手ごたえにすら感じられましたね。
それは決して着差だけでは測れない、歴然たる力の違いというのを
再度、見せ付けられた一戦でもありましたね。
競馬をやり始めてからミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアンと
3頭の3冠馬をこの目で目撃してきましたが
このディープインパクトはそれ以上に強い馬ではないかという
その後の楽しみというのをプレゼントしてくれた日でもありました。
この年は、このディープインパクトが総なめにするんじゃないかという心境にまでさせられた
あの時の弥生賞のレースぶりを再度ご覧下さい。
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