競馬を始めて間もない方とか、若い世代の方には
ロイヤルタッチ、サクラスピードオーと聞いてもピンとこない名前だと思いますが
先日の1日、2日と両馬が仲良く揃って他界をしていきました
同期でしたので、共に26歳という馬齢でした。
時代は1996年、今から23年も前ですね
馬の名前は聞いたことない方が多いかもしれませんが
「サンデーサイレンス」ならご存知だと思います
今では偉大な種牡馬として名高いですが
当時はまだ2世代目が出てきたサンデーサイレンスの走りの頃でした。
この1996年はそのサンデーサイレンスの子供たちがクラシックの主役を張り
先のロイヤルタッチは、バブルガムフェローやダンスインザダーク、イシノサンデーと共に
「サンデー四天王」とも言われました。
ただ、バブルガムフェローは後に天皇賞を
ダンスインザダークも後に菊花賞を
そして、イシノサンデーも皐月賞を勝ってそれぞれG1ホースに輝きましたが
このロイヤルタッチという馬だけが残念ながらG1を取れずに引退。
しかし、1番人気に支持された皐月賞や、秋の菊花賞ではともに2着になるなど「名脇役」を演じてくれました。
あのウイニングチケットの半弟ということでクラシックや後のG1でも期待されましたが
名手が跨っても栄冠をもぎとることができなかったというところが「運」が無かったんでしょうね
でも、あの3-3というゾロ目決着の皐月賞は馬券でお世話になった思い出深い馬でもありました
もう1頭のサクラスピードオーという馬は
あの有名なトウショウボーイの血を引く血統で
サンデーサイレンスの子供たちに対抗するがごとく
1996年のクラシック路線で活躍をしました!
当時は京成杯、それに共同通信杯の2重賞を連勝して
もしかしたらこの馬がクラシックのタイトルを取るのではないかという期待も大きく
皐月賞ではロイヤルタッチに次ぐ2番人気に支持されたほどです。
しかし、皐月賞、ダービーと駒を進めましたが結果が伴わず
古馬になってからもスプリンターズSやマイルCSのG1にも出走しましたが
結局G1の勲章を獲得できずに引退していった同馬でしたが
ロイヤルタッチと同様にクラシックでは「名脇役」に徹してくれました!
ドラマというものには必ず主役もいれば脇役も必要不可欠な存在です。
上記2頭は揃ってあの時代の脇役に徹してくれた訳ですが
そんな2頭が共に同時期に他界していくなんて
なんか不思議な運命というものを感じてしまいます。
「名馬」というのにはなれなかった2頭ですが
あの時代に共に一生懸命に走り、共に盛り上げてくれたことに
一競馬ファンとして感謝したいですね。
どうか安らかに眠って欲しいと思います。
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