オーイ、俺のことも忘れないでくれよ~!
この俺様が競馬界では「元祖二刀流」なんだぞーーー!!
皆さんこんにちわ、俊樹です。
馬が口を利けたら恐らくアグネスデジタルはこう声を大にして逝ってしまったんでしょうね
昨年、種牡馬を引退してこれからのんびりと余生を過ごすはずだった24歳のアグネスデジタルが
放牧中の事故で死亡したとの発表がありました。
最近競馬を始められた方はご存じないかもしれませんが
この馬こそまさに「元祖二刀流」ともいうべき馬でしたね
1999年の秋、時代もちょうどアナログからデジタルへと移行していこうとしている時に同馬はデビューしました。
その頃は馬主渡辺孝男さんの持ち馬である「アグネス〇〇〇」という馬もたくさん走っていましたね。
スペシャルウイークで一世を風靡した白井寿昭調教師の元に管理された同馬でしたが
デビュー年の暮れに川崎で行われた全日本3歳優駿に優勝したのでした。
てっきりこの馬はダート路線で戦っていくのかなと思いきや、翌年の春には芝の重賞レースに挑んで好走し、なんとNHKマイルCにまで挑戦するという当時で言えば離れ業を演じたのでした。
しかし、芝で戦ってきた歴戦の雄にはさすがに歯が立たなかったのか、それからまたダートに戻り名古屋優駿で優勝。
夏の大井で行われたジャパンダートダービーは大敗するも、その後のユニコーンSでは優勝し、古馬との初対決だった武蔵野Sでは2着に好走するなどして
やはり、この馬はダートでこそ真骨頂を発揮するのではないかと当時の私は思っていました。
しかし、しかしまた驚いたのがその後のマイルチャンピオンSへの挑戦でした。
私も含めて大方の人が「ココではちょっと無理だろう」と思っていたように当日の人気は下から数えた方が早い13番人気に甘んじていたんです
ですが、同馬はそれを嘲笑うかのように目の覚めるような豪脚を繰り出して勝ってしまったのでした!
あの時の異次元の末脚はいまだに忘れられませんね
アグネスデジタルはこのレースを羽切りに一気にスターダムへとのし上がっていきました。
中央ではあのテイエムオペラオーを破った天皇賞(秋)や安田記念、ダートのフェブラリーS、そして地方場所では盛岡でのマイルチャンピオン南部杯
更に香港にまで飛んで香港Cも制覇するなど超一流の称号を手に入れたんです。
今の時代ではとても考えられないようなローテーションで芝、ダート問わず走りぬいたあの姿は当時のファンの脳裏に焼き付いていることでしょう。
種牡馬としては2014年の統一G1ジャパンダートダービーを制したカゼノコや、2009年札幌記念を制したヤマニンキングリーなどを出しましたね。
今ココに改めてアグネスデジタルのご冥福をお祈りしたいと思います。
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