遠い海の向こうからなんとも悲しい知らせが届きました
「ウオッカが死亡」
イギリスのニューマーケットで配合のために滞在していたあの「ウオッカ」が
4月1日午後に蹄葉炎のため死亡していたことがわかったらしいです。
ウオッカといえば誰しもが認める事実上の名牝にまで成り上がり
引退後の11年にはJRA顕彰馬にもなりました。
デビューから鮫島克、四位、武豊、岩田、ルメールと
幾人かのジョッキーがこの馬に跨りましたね
なんといっても牝馬として64年ぶりの日本ダービー制覇を達成したことは
もうすぐ終わりを告げる平成の競馬史の中でも3本の指に入るぐらいの功績であると思います
この時は皇太子殿下をはじめ、安部首相までもが東京競馬場へいらっしゃってましたね
思い起こせば、とにかくこの馬は東京競馬場が得意でした
3歳の時に制した日本ダービーを含め、ヴィクトリアマイル、安田記念、天皇賞・秋、ジャパンCと
東京競馬場の古馬が競う芝のGIレースを完全制覇するという離れ業もやってのけましたね
さらには牝馬によるJRA最多GI勝利数となる7勝を挙げるなど
数々の記録を打ち立てて、まさに女傑へと登りつめました。
15歳という、なんとも早すぎる死は本当に残念でしかたありません
ファンの多い馬でしたので、これからも永遠に競馬ファンの脳裏に残り続けるでしょう。
繁殖牝馬として、これまでに6頭を出産しましたが
2017年に誕生したフランケル産駒がラストクロップとなってしまいました。
平成最強の名牝が、平成の終わりとともに天へと駆け上がっていきましたが
アーモンドアイやそれに続く「令和の名牝」たちを
天国から温かく見守っていて欲しいなと思います。
心からご冥福をお祈りしたいです。
新緑のターフを駆け抜けたあのダービーでの勇ましい姿。
そして、同期のライバルだったダイワスカーレットとの激しいデットヒートを繰り広げた秋の天皇賞。
いつまでも忘れられない思い出の2つのレースをココに留めておきたいと思います。
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