このチャンピオンズカップというレースの前身は「ジャパンカップダート」というものでした。
当初は東京競馬場を舞台に行われていたんですが、なんせ土曜日の施行でしたので
売り上げやら入場人員などでまったく旨みがないとJRAが考えたのか
ある時からジャパンカップの次の週の阪神開催へと移行されました。
それから6年阪神で施行されていたのですが、外国馬の参戦もなく招待競走としての格付けが終了し
場所も名称も変えて中京で4年前から行われているのがこのレースということになります。
今年で正式には5回目を迎えるチャンピオンズカップですが
たった4回の中で強烈な思い出として脳裏に残っているのが2年前のレースです。
ジャパンカップが終わって翌日の月曜日でした、ですから2年前の今日ということになりますね。
あの時、芸能界で衝撃的な事件が発生しました。
覚えてらっしゃる方も多いと思いますが
「ASKA 逮捕」
歌手のASKAが、覚せい剤を使用したとして逮捕されましたね
あの時、東京都目黒区のASKA容疑者の自宅前には報道陣らメディア関係の人間が100人以上が殺到。
私の家からもそう遠くない目黒区の碑文谷警察署の周りは一時騒然となりました。
当然ながら、その当日もまた次の日の新聞のトップニュースにもこの事件が挙げられたぐらい話題になりました。
その時までには、ある程度チャンピオンズカップの出走予定メンバーというのが頭に入っていた私は
「ひょっとするとアスカノロマンが激走するかも?」と長年の嗅覚からピ~ンときました。
「こりゃ~、日曜日が楽しみだね♪」とASKAのファンには申し訳ないですが
1人心の中でほくそ笑んでいましたね。
週末にはチャンピオンズカップの枠順も決まり
狙っていたアスカノロマンが無事出馬表の中に入っているのを見てこれまたニヤリ。
さらに、土曜日の夜に日曜日の中京のレースの出馬表を眺めていたら
これまたJRAからとんでもない仕掛けがなされているのを発見してさらに高揚したのを思い出します。
とにかくあの日は和田、和田、和田だったんです!
実は、土曜日の夜に馬友と電話で話しをしていたのですが
基本的にその馬友はサインだの裏読みだのというのをまったく信用しない人間でもありましたが
電話口で日曜日の中京の出馬表を見せながらその仕掛けのことを話ししたら
さすがに彼もビックリした様子で「確かにココまで重なると偶然とは言えないね」って言っていたのが印象的でしたね
レース当日を迎え、私はその日都内の汐留ウインズのエクセルフロアで馬券を買っていました。
メインのチャンピオンズカップがそろそろ近づいてきたのを見計らって馬券を購入。
馬単、3連複、3連単マルチと馬券は3種類、全てアスカノロマンから買っていました。
前走のみやこSでは2番人気に押されながらも、14着に敗退したことで人気が急落
さらに外人ジョッキーたちが跨る馬が人気を吸ってくれていたので10番人気まで下がっていましたね
ほんと、シメシメという感じで私はモニター画面と睨めっこしていましたよ
当のアスカノロマンは前走と同様に先行策を取り、最終コーナーでも先団に取り付いていて
私は「よし、そのまま行け!」と声を出すと、アスカノロマンはグイグイと伸びるではありませんか!
粘り込みを計るモンドクラッセを交わすとなんとアスカノロマンが先頭に立ち
周りを一切気にせずに私は「よッしャー、そのままだーー!!」と大声で叫んでいました。
一瞬、アウォーディーとで決まりかけたところを
外から矢のように伸びてきたサウンドトゥルーに交わされて3着でしたが
馬券を握りしめてガッツポーズを繰り返しながら払い戻し器の方へ向かいました。
馬単こそ取り逃しましたが、3連複で110倍、3連単で850倍の配当に!
それぞれ幾ら買っていたかはココでは内緒にしておきますが
我ながら会心の勝利に満足をして汐留ウインズを後にしたのでした
いや~、あの日の酒がホント美味しかったです♪
ASKAが逮捕でアスカノロマンが激走するという、嘘のようなホントの話。
あの時のチャンピオンズカップをどうぞご覧下さい。
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