今週末から1年で一番の厳寒期の競馬へと突入していきます。
2月といえば毎年定年を迎える調教師たちが引退をしていく月でもありますね
ちなみに今年は下記の8名の調教師が静かにその時を迎えようとしています。
≪美浦≫
栗田博憲(1948/11/4<福岡県出身>)
通算:645(27)勝
2019年:2勝
代表馬:タレンティドガール、ヤマニンゼファー、イスラボニータ
伊藤正徳(1948/10/22<兵庫県出身>)
通算:517(22)勝
2019年:0勝
代表馬:エアジハード
谷原義明(1948/7/28<北海道出身>)
通算:225(2)勝
2019年:0勝
代表馬:ウインドウィールズ
柴田政人(1948/8/19<青森県出身>)
通算:190(0)勝
2019年:1勝
代表馬:-
≪栗東≫
中村 均(1948/9/13<京都府出身>)
通算:719(31)勝
2019年:2勝
代表馬:トウカイローマン、ビートブラック、マイネルマックス
坂口正則(1948/9/2<宮崎県出身>)
通算:678(28)勝
2019年:1勝
代表馬:エイシンサニー、エイシンヒカリ
松元茂樹(1948/10/21<京都府出身>)
通算:550(32)勝
2019年:0勝
代表馬:ビリーヴ、ウインクリューガー、ローブデコルテ
沖 芳夫(1949/2/28<東京都出身>)
通算:478(13)勝
2019年:0勝
代表馬:エリモシック、ナリタトップロード
※成績は2/1現在
※JRA()内重賞勝ち
長年、競馬をやっていますと
騎手時代から馬券でお世話になった方もいらっしゃいますし
調教師として花を咲かせた方もいらっしゃったり
なにか感慨深いものがこみあげてきますね
でも、私個人的にはファンでもあった「柴田政人調教師」が
重賞を一度も勝てなくて引退していくという現実が
あまりにも寂しい思いにかられてしまいます
あれだけの名ジョッキーだった方が・・・
最近競馬を始められたり
若い方にはあまり馴染みがないかもしれませんが
柴田政人調教師といえば、騎手時代は華々しい成績を残された方でもありました
同期には天才騎手として世に知られた福永祐一騎手のお父さんの福永洋一さんや
シンボリルドルフなど幾多の名馬にまたがった名手岡部幸雄さんなどがいました
「ダービーを勝ったら騎手を辞めてもいい」
常日頃からそんな言葉をずっともらしていた人でしたね
幾多の大レースを勝ちながら、なかなかダービーに縁がなかった柴田政人騎手が
ようやく巡り会えた馬がウイニングチケットという馬でした。
1993年のダービー、最後の直線での岡部のビワハヤヒデとのデッドヒートは
今でも脳裏に焼きついています。
この時は今は亡き高倉健さんがJRAのイメージキャラクターを勤めていらっしゃった頃でしたね。
それから、シンザンの子として大活躍したミホシンザンも
この柴田政人騎手が手綱を握っていました。
ジャパンカップが創設されて3年後に
キョウエイプロミスという馬で初めて日本の馬が馬券に絡んだんですが
その時の手綱を握っていたのもこの柴田政人騎手でした
早くから、海外進出にも積極的で
イギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスで
海外馬のアサティスに騎乗して、3着になった凄い実績もお持ちの方でした。
残念なことに、それから不運な落馬事故に見舞われ1995年に引退してしまいましたが
騎手時代には通算1767勝という偉大な記録を残された方でもありましたね
ホント、今にして思えば馬券でも色々お世話になった方でした。
そんな凄い実績をお持ちの方が調教師に転進され
調教師としても大成されるのかなと思いきや
まさか、重賞を1つも取れないで引退していくなんて・・・
「調教師柴田政人」としては残念ながら競馬の神様は微笑んでくれなかったんですね。
これも運命というか、巡り合わせというか
色々な人生があるんだなぁとしみじみと感じてしまいます。
調教師として残りの時間はほとんどありませんが
管理されている馬で、ぜひ最後に勝利の美酒を味わって欲しいなぁと思います
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