2005年9月25日【阪神競馬第11レース】
過去、多くの名馬がつまづいた秋の始動戦、シンボリルドルフの1年前にやはり3冠馬になったミスターシービー(京都新聞杯4着)、ナリタブライアン(京都新聞杯2着)などが敗れています。
その年の夏、ディープインパクトは放牧に出ず涼しい札幌を含む自厩舎で調整され無敗の3冠へ向けシナリオは万全に進んでいました。
その3冠への始動戦には春に戦ったシックスセンス、アドマイヤジャパン、ローゼンクロイツなどが顔を揃える神戸新聞杯を選んだのです。
その神戸新聞杯には無敗の3冠馬を目指す英雄の姿を生で見たいと、なんとトライアル戦にもかかわらず徹夜組まで出る始末、まるで有馬記念並みの熱気だったようです。
「負ける姿はイメージしていない、ただこのレースでは強いダービー馬が負けている事実もある、まずはこのトライアルをいい形で走らせたい」という武豊のコメント、その言葉通りゲートでは一完歩遅れたが今までよりは速いスタートを切りました。
武豊も急がせることもなくディープインパクトとの走りを楽しむかのようにいつものように後方2番手を進む、そして3コーナー過ぎに武豊が馬群の外へと向けるとディープインパクトのエンジンに火がつき4コーナーでは一気に先頭に並びかける勢いで加速をしました。
初対決の2番人気に支持され逃げたストーミィカフェを一瞬にして飲み込みアッというまに直線は先頭で駆け抜けた、もうこれは春に何度も見た光景でゴール前はすでに追うのをやめても2馬身半差の楽勝でした。
この時点でももう無敗の3冠馬が誕生することを誰も疑わなかったことでしょう、もちろん私もいつもと同じ桁違いの強さを見せてくれたディープインパクトを見て思いはすでに淀の3千Mを描いていました。
武豊の言葉:なにかこれからの不安は?の問いに「競馬だから結果はわかりませんが菊花賞に向けてはとくにないでしょう、もう文句のつけようがありません」
ディープインパクトの神戸新聞杯をどうぞご覧下さい
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