皆さん、GWはいかがお過ごしでしょうか?
早いもので、令和という元号が決まってから30日
いよいよ平成最後の日を迎えました。
辺りは風薫る新緑に包まれている季節ですが
なんか今日は大晦日を迎えているような感じがしています。
昭和、平成と駆け抜けてきて、令和という新時代を迎えられることを
色んな面で自粛ムードだった平成の始まりとは真逆で
心から喜ばしく思っています。
思い返せば平成の30年間というのはあっという間でした。
そして、昭和50年代の後半から競馬を見てきた私にとって競馬の変遷というのもこの目で見てきたし
その都度、競馬というのが変わったなぁと実感もしてきました。
私が初めて競馬場という所を訪れた時は
まだ競馬場全体のイメージがホント暗くて汚かったですね
どこを見渡しても男性の姿しかなく
たまに女性を見掛けたなぁと思うと
男性に嫌々連れて来られたようなお年を召された年配の女性ぐらいなもんでした
さらに周りでは「競馬」をやっているなんていうと白い目で見られたり
「競馬」なんていう言葉すらご法度という時代でしたからね
それが少し明るくなり始めたなぁと思ったのが
ちょうど昭和の終わりから平成の始まりの頃でした。
ダービー馬のウイナーズサークルや春秋天皇賞馬のタマモクロス、アイドルホースのオグリキャップという芦毛馬が登場したのもこの頃でしたね
そして、何より武豊という天才ジョッキーの出現が競馬を大きく変えた要因でもありましたね。
平成元年の最初のG1レース桜花賞をシャダイカグラで勝利し
あそこから武豊の快進撃が幕を開けたのでした。
ちょうど景気も良かった時代だったからでしょうか
それ以来、JRAも多額の広告費を投じてイメージを一新し
TVのCMからイメージキャラクターに至るまで有名人や芸能人をばんばん登用して
競馬をどんどん華やかな物にへと仕立てあげていきました。
その企業努力が功を奏して、年々馬券の売り上げは上がる一方
競馬場には若い女性やカップルの姿などもたくさん見るようになりました。
世界で馬券が一番売れるレースとして知られる有馬記念も
一時は900億円近くまで売り上げが上がるという
とんでもないブームが巻き起こったのが平成8年頃でしたかね
その頃を頂点として馬券の売り上げの方は下降線を辿るのですが
馬単、3連複、3連単、そしてwin5といった新馬券の販売や
ナリタブライアンやディープインパクト、さらにはオルフェーブルといった数々の名馬たちの出現
数多くの外人ジョッキーたちや、地方、公営競馬から中央へ移籍してきたジョッキーたちの活躍も加え
強い馬たちがどんどん海外競馬へと進出をし始めていき
国内だけでなく、日本競馬もどんどんグローバル化していく姿に
競馬ファンも魅了されていくようになりました。
でも、なんだかんだ言ってあれから30年経った今でも
武豊という競馬界のレジェンドの活躍がいまだに続いているというのは
言葉では言い表せないぐらい凄いことだと思いますね
さて、もう今週末から令和という新時代の競馬に突入していくわけですが
これから競馬というのは果たしてどのように変わっていくのでしょうか?
世の中的には今後、益々AIというのが発達していくでしょう
それに伴い、労働力の削減や退職制度といのもどんどん早期化するに違いありません
給料が高くなり始める45歳前後で首を切ってしまおうと
とにかく大企業は躍起になっています。
そして、最近やたら見かけるようになった年収300万円にも満たないような
稼げない中年世代が大量に出現するのも目に見えてわかります。
当然のことながらJRAもそれを早期に見越して
お金を落としてもらうターゲット層を完全に若者へとシフトチェンジしています
それは、CMやイメージキャラクターたちを見れば一目瞭然のことですね。
まぁ、余談はこれぐらいにしておきますが、
これから競馬がどう変わっていくのか?
またどう変えて行こうとしているのかは
JRAでないとわからないことではありますが
そんな中で我々中年世代が競馬に対して思い願うこと。
それは、勝馬投票券を購入して、当った外れたと一喜一憂するという
目先の楽しみはもちろんのことですが
中年同士で競馬の話をすると決まって出てくる言葉がコレなんです
「最近は競馬にロマンが無くなったなぁ・・・」
今の若い世代の人に言わせると
もう、昭和のオヤジのような感覚は時代遅れなんだよ!な~んて言われてしまいますが
できれば一昔前のような夢とロマンを持ち続けていけるような競馬を楽しませて欲しい
難しいかもしれませんが、そう願わずにはいられないのが率直な気持ちですね。
あとは、次世代を担う若者ジョッキーたちが
それぞれの夢や希望に向かって頑張っていける競馬の世界を
サークル内一丸で作っていってあげれば
競馬界の未来は明るいものになると私は思っています。
敏腕外人ジョッキーたちに騎乗依頼するのが当たり前の昨今ですが
どんどん若者へのチャンスを与えていってあげて欲しい
これは大方の競馬ファンの願いでもあるのではないでしょうか。
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