2006年6月25日【京都競馬第11レース】
天皇賞を驚異的な強さで圧勝したディープインパクトの凱旋門賞挑戦が正式に決定した後の、海外壮行レースとも言えるのがこの宝塚記念でした。
負ければもちろん凱旋門賞行きは消えてしまいますがそんな心配は私も含め誰一人として微塵にも感じられなかったと思います。
天皇賞を快勝したディープインパクトにもはや国内に敵なし、唯一暮れの有馬記念で黒星を喫したハーツクライは現に海外へ挑戦中、このレースは海外に向けてどのような競馬をして勝つか、その一点に集中されたレースとも言えました。
「この馬で行かなかったらどの馬で凱旋門賞に行くのか?」と改めて言い切った武豊の発言は実に頼もしかったといえますね。
レースは阪神競馬場が改修工事中のため京都競馬場で多少雨の降る中馬場はやや重で行われました。
相手といえば天皇賞でディープインパクトの2着したリンカーン、国内ではG1レース惜敗続きだったコスモバルクがシンガポールに出向きG1制覇を成し遂げて帰ってきた帰国初戦のレース、安定味が出てきた皐月賞馬のダイワメジャーといってところでしたが勝利は織り込み済みだったようにまったく問題にせずの楽勝の結末でした。
ディープインパクト陣営もファンの関心もすでに世界の最高峰レースである凱旋門賞に向いていました。
過去日本調教馬で凱旋門賞に挑んだのはスピードシンボリ、メジロムサシ、シリウスシンボリ、エルコンドルパサー、マンハッタンカフェ、タップダンスシチーの6頭、最高成績はエルコンドルパサーの2着があります。
この時点で、目指すは日本競馬界悲願の凱旋門賞優勝という夢に向かってすでにディープインパクトは動き始めていたのでした。
このレースの3ヶ月後、もしかしたら今まで想像もできなかったことが現実に起こるのではないかという期待感に私も夢が膨らんでいたのでした。
ディープインパクトの宝塚記念をどうぞご覧下さい
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