2022年、今回の天皇賞(春)はディープボンドとタイトルホルダーの「2強対決」
天皇賞(春)の長い歴史において過去(一応40年前まで)に遡ると
オッズ的に完全なる「2強対決」というのは3度ありました。
その3回を振り返り、今年の天皇賞(春)を占ってみたいと思います。
そして、今回馬券になりそうな、もしかしたら頭まであるかもしれない面白い穴馬を取り上げますので
どうぞ最後までお付き合い下さいませ。
皆さん、こんにちわ俊樹です。
ココ最近は天皇賞(春)というとメンバーレベルが下がったなぁという実感がありましたが
今年の登録メンバーを見た瞬間にも「小粒だなぁ~、G2レベルじゃん!!」という思いが拭いきれませんでした(笑)
もう今後は「豪華メンバーの天皇賞(春)」というのはお目に掛かれないんでしょうか?
それよりも、この天皇賞(春)というレース自体がいつまで続くか甚だ疑問と言ったところですが。。。
とりあえず今年の出走予定メンバーを見てみましょう
G1ホースはタイトルホルダーの1頭だけ。
日経賞や阪神大賞典にちょっと毛の生えた程度って感じですね
そして、今年はその日経賞と阪神大賞典を順当に勝ち上がってきた2頭(ディープボンドとタイトルホルダー)が
完全に人気を分け合い、「2強対決」という図式になりそうです。
ただ、個人的には「2強」というにはいささか役者不足な2頭だなぁという感じもしているんですが。。。
では、過去に遡って「2強対決」と言われたその3度のレースを振り返ってみましょう
まず一度目は1985年、今から37年前でした
3冠馬ミスターシービーと同じく3冠馬シンボリルドルフとの
有馬記念以来の3度目の対決で大いに盛り上がりました
ミスターシービーに騎乗していた吉永正は「ルドルフに勝つにはあの戦法しかない!」
ということで、菊花賞で嵌った戦い方を試みるも
やはりルドルフの方が一枚上だったのか、早めにルドルフに交わされてあえなく5着に敗退。
単勝1.7倍の断然人気に応えて「2強対決」はシンボリルドルフに軍配が上がりました。
2度目はこれも今では語り草になっている1992年のレース。
シンボリルドルフの子供トウカイテイオーと、前年の覇者メジロマックイーンとの「2強対決」でした。
前年にダービーまで無敗路線を歩んで休養していたトウカイテイオーが
復帰戦の産経大阪杯を快勝して無傷の7連勝を飾ったことが人気を押し上げ
長距離砲のメジロマックイーンを抑え込んで単勝1.5倍の圧倒的な支持を得ました。
それに続いたのが単勝2.2倍のメジロマックイーン。
3番人気には単勝18倍と大きく引き離されたイブキマイカグラでした。
もうどこから見てもこの2頭で決まりだろうという雰囲気を醸し出していましたが
そこは競馬、やはり淀のターフには魔の手が潜んでいました
勝ったのは長距離ならどんとこいの武豊のメジロマックイーン。
1番人気に支持された無敗のトウカイテイオーは馬券外に飛ぶ5着と敗退してしまいました。
そして、3度目は1998年のシルクジャスティスとメジロブライトとの「2強対決」。
前哨戦の阪神大賞典でもこの2頭は相まみえたのですが
前年にグランプリホースに輝いたシルクジャスティスの方がわずかに人気を上回り単勝2.0倍。
阪神大賞典を勝ち重賞3連勝と波に乗るメジロブライトが2.2倍と続いて
この時の3番人気も13.5倍と大きく離されたダイワオーシュウでした。
レースは最後の直線で内を突いたシルクジャスティスと
外を突いたメジロブライトとの一騎打ちかに見えたところに
真ん中を突いて伸びてきた10番人気のステイゴールドがゴール手前でシルクジャスティスを交わし
更に大外から突っ込んできたローゼンカバリーにも差され1番人気のシルクジャスティスは4着に敗れました。
勝ったのはやはり勢いがモノを言ったのか、重賞4連勝で初のG1タイトルを手中に収めたメジロブライトでした。
いかがでしたでしょう?
こうやって過去を振り返ってみても
私が常々口にしている「両雄並び立たず」という格言通りに歴史が物語っています。
今年は24年ぶりにオッズ的にも完全な「2強対決」という形相になりますが
少なくともディープボンドとタイトルホルダーのどちらかが馬券外へ飛ぶのではないか?
という思いに現時点ではさらされているところです。
それでは、最後に私独自の視点から今年の天皇賞(春)で馬券になりそうな馬を挙げたいと思います。
結論から先に申し上げますと下記の2頭です
●シルヴァーソニック
●ディバインフォース
ココでそれぞれの理由を述べますと
正攻法からの側面と、裏読みからの側面を話しをしなければなりませんし長くなりますから
この2頭に共通する事柄だけをお話ししたいと思います。
その共通するというモノはどちらも「社台RH&吉田家名義」の馬だということです。
今年の年頭(1/19)に社台の創業者である吉田善哉の妻「吉田和子」さんが100歳という高齢で他界しました。
これが理由ですということは口が裂けても安易には申し上げられませんが
その時を境に今年の今に至るまで近年にないぐらいに「社台RH&吉田家名義」の馬の活躍に目を見張るものがあります。
各々の重賞でも結構馬券内に食い込んだり、2月のドバイでのUAEダービーではクラウンプライドが制しましたよね
それから今月の桜花賞ではスターズオンアースが制したのは記憶に新しいところだと思います。
「弔い」という言葉はよくお聞きになるかとは思いますが
私はこれがまだまだ続くのではないかと密に感じている部分でもあります。
ですので、巡り巡って今年の天皇賞(春)にシルヴァーソニック、ヒートオンビート、ディバインフォースと
3頭出しをしてくる「吉田家名義」の馬がもしかしたら金星や銀星を挙げるのではないか?
傑出馬不在の今年、メディアに煽られて更に人気が加速しそうな幻想2強の陰に隠れて
大仕事をしそうな予感さえしています。
枠順発表は明日木曜日、まずは回避馬が出ないでフルゲートで今年の天皇賞(春)は行われて欲しいと望んでいます
「フルゲートの時は何かが起こる!!」
ちなみにフルゲートでの天皇賞(春)は1番人気の馬がことごとく敗れ去っているということを頭に入れておいて下さいね
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